アルギニンの働きと役目

必須アミノ酸のひとつでもあるアルギニンは精力剤によく含まれており、シトルリンやオルニチンが関与すると言われている尿素回路の中間物質として、人が生きるのに絶対に必要です。尿素回路は体内で発生するアンモニアを代謝して尿素という安全な物質に変換する経路で、この代謝を促進するのがオルニチン、シトルリン、アスパラギン酸、アルギニンと言われる化学物質です。

シトルリンとオルニチンは尿素回路において再利用・生合成されていますが、代謝を繰り返すごとに減ることもあるため、食事などから補給する必要があります。

更にアスパラギン酸やアルギニンは体内で生成できない物質で、体外から食事やサプリメントで補給しないと代謝経路が回らなくなるため、アルギニンは必須アミノ酸として一定量摂取する必要があります。

アルギニンには成長ホルモンの分泌を助ける役目があると知られており、他にも傷口の治りを早くしたり、免疫力アップに働きかけたりします。アルギニンにより尿素回路の働きが正常化すれば血中のアンモニアが減るため血液もサラサラになり、疲労の要因となるアンモニアや活性酸素が少しでも減少し、間接的に免疫細胞の活性化にもつながります。

成長ホルモンは子供だけでなく、大人にも欠かせないもので、筋肉の再生や体内の各所が再生するのに欠かせません。

毎日疲労やストレスで傷ついてしまう体内組織をきちんと再生させるのにアルギニンが必要なので、ベガリアにもアルギニンがしっかり含まれているのです。

アルギニンの推奨摂取量

精力増強や血液サラサラ作用にも働きかけてくれるアルギニンは、1日に1gから8g摂取すると良いと言われています。毎日8g摂取するのはさすがに多すぎですが、必須アミノ酸を毎日バランス良く摂取できればホルモンバランスが安定し、血管拡張にも働きかけてくれて、尿素回路をしっかり回してくれるでしょう。尿素回路はアミノ酸の一種アスパラギン酸が不足すると代謝が止まってしまうので、アルギニンだけでなく、必須アミノ酸は全種類バランス良く摂取したほうが良いです。

アルギニンは魚介類や大豆などから摂取できるため、納豆や味噌、良質な豆腐などを積極的に摂取すると良いでしょう。また、プロテインなどでもある程度はアミノ酸を補給できますが、天然成分、食材からアミノ酸を摂取するほうが体内に効率的に吸収されるでしょう。

ベガリアに含まれているアルギニンの成分量が公表されていないのが残念ですが、アルギニンは経口摂取で1日あたり最大20gまでは安全に摂取できると言われているため、アミノ酸不足を感じる方は無理のないアミノ酸摂取を心がけて、食事からもアミノ酸を補給するようにしましょう。

アミノ酸の吸収効率を高めて、体内での代謝を高めるためには水分補給とビタミン補給、ミネラル補給も欠かせません。バランス良く栄養補給しないと意味が無いのでベガリアだけでなく日常的な食事も十分栄養バランスを考えておきましょう。

アルギニンはどうしてペニスに良いの?

アルギニンが精力増強に良いとされているのは、シトルリンやオルニチン同様、尿素回路に働きかけるからです。尿素回路はアンモニアと二酸化炭素を代謝するため、血液中の有害な物質を安全に排泄できる物質に変えて、人の体を自身で守っています。この反応は多くの細胞内にあるミトコンドリアで行われているため、ストレスや活性酸素が多くなってしまう仕事が忙しすぎる方や喫煙している方、飲酒が多い方は特に栄養不足の状態になっている場合が多いです。

アルギニンやシトルリン、オルニチンを十分に摂取できていれば、尿素回路を全身の細胞でしっかり反応させられるため、疲労回復が早まったり、ストレス軽減が早くなったりします。ある程度体内の浄化や活性化ができれば血流促進にも十分働きかけてくれるので、ペニス増大や勃起力アップにもそこそこの効果が期待できます。

アルギニンは間接的に血行促進に役立ってくれるため、そのおかげでペニス増大や射精量アップにも関係してきます。

アルギニンそのものが精子になるわけではなく、アルギニンが血液を浄化するわけでもありませんが、尿素回路の代謝の過程でアルギニンなどが必要になるため、生活において不足しないように日々補給しましょう。

アルギニン経口投与とNO量は無関係の可能性がある

一部の情報ではアルギニンを摂取すると血管内皮の機能を改善して、血管の柔軟性を高める血中NOx濃度が高まると言われていますが、実際の実験ではアルギニンの経口投与と血中NOx濃度には影響がなかったという実験結果があります。アルギニンで血管拡張まで起こるというのは以下の実験結果を見ると虚偽の情報であり、アルギニンが血管拡張をするのではなく、ベガリアなどに含まれるさまざまなアミノ酸の影響が間接的に影響して血管内皮の改善と血液そのもののアンモニア濃度の低下が起こるために血行促進できるというのが正しい感覚です。

くれぐれも誤解のないように正しい情報を活用するようにしましょう。

引用:本研究において、アルギニンの投与後に血中NOx濃度の有意な増加は見られなかった。本研究で用いた血液データが安静時静脈血であったことから、血中NOx濃度の結果はアルギニンの投与前後で安静時の前腕血流量の変化が無かったことを支持する。

反応性充血時のNO産生がアルギニンの投与後に増加するかどうかを証明するには、反応性充血時に動脈血中および静脈血中のNOxの測定を実施する必要があると思われるが、今回の研究ではそこまでは実施していない。
原著:アルギニンの経口投与によるヒト血管内皮機能の改善効果に関する研究(西南女学院大学紀要 Vol.14, 2010)